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2009年9月 8日 (火)

国民が政治に参加するということ

47  政治と宗教と贔屓のスポーツチームの話をお客様とするのは、セールスの世界ではタブーとされてきました。好き嫌いの世界なので、お客様と認識が違うと商品を買っていただけないからです。しかしながら、今回の衆議院選挙については、みんなで話し合うことが日本の国の行く末にとって大切と考えます。

 自民党が惨敗しました。むしろ自滅といってもいいでしょう。解散をするために自民党が総理大臣として選んだ麻生さんだったのに、自民党への風向きがさらによくなってからと彼が総理の椅子にしがみついたことが、全く裏目に出てしまったというほかありません。

 この10年の日本の総理大臣を見ていて私が思うのは、彼らは政治家でありながら「日本の国のかたち」について、「長期的なヴィジョン」を本当に持っていたのか、という疑問よりもむしろ無念さです。大げさに言えば、「国家100年の大計」についての認識が、あまりにもなさすぎたのではないか、ということです。

 小泉さんは郵政民営化と道路公団民営化にエネルギーを注ぎ、それらを民営化した段階で辞めてしまいました。せっかく新しい政治が始まりかけたのに、です。つまり彼のヴィジョンは国営の巨大事業を民営化し、旧来の政治を壊しかけた範囲までしかなかったということでしょうか。そのあとを継いだ安倍さんは、祖父の岸信介の背後霊に突き動かされてか「憲法改正による再軍備」にしか意識がなく、「美しい国日本」という美辞麗句と憲法改正がどこでどうつながっているのか見えませんでした。また福田さんは、みんなが総理をやれというからやっただけで、何もしたいことがない人だということがわかりました。小泉さんの補佐をしたときは有能だったことから、彼は冷徹な事務官でリーダーの器ではなかったということでしょう。そして麻生さん、この人も総理になりたかっただけで、総理になって何がしたいとか、国民をどうしたいとか、まるで関心が薄く、というより現状認識が全くトンチンカンの人でした。

 そして政権は民主党に移りました。選択した国民の本意は、民主党の政策の全てに賛成ではないが、いままでのような税金の無駄遣いと閉塞感を民主党が打ち破ってくれればいい、というのが多くの人々の本音でしょう。
 表鳩山・裏小沢政権が今後どのように機能し、国民に対し何をどのように政策を具体化していくのか、私たちにはしっかりと見守る責任があります。あわせて、選んだ者の責任として、今後は彼らを是々非々でよりよい方向へリードする役割も担っていることを忘れてはなりません。国民は、自らのエネルギーを批判評論の立場にだけ浪費するのではなく、一緒に国づくりに参加する主体者として、自らのエネルギーを国益にプラスに活かす責任も負っていると思うのです。

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