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2009年8月24日 (月)

子どもの頃の夏は長かった!

46  とうとう8月も、後1週間となりました。雨ばかり降っていて、間に台風がやってきて大雨で被害は甚大、ようやく晴れる日が来たかと思うともう終わり。野菜やお米の被害が心配です。ただ、海外に出かけ、また田舎に出かけて帰ってくる子どもたちの表情をTVなどで見ると、子どもは誰もが楽しかった夏休みだったんだなと、思わずこちらの顔も緩んでしまいます。

 そんな子どもの頃の夏休みを、私自身振り返ってみると、夏休みが本当に長いと思っていました。かといって、もてあましていたのではなく、東京のど真中に住んで田舎のない私は毎日、朝から学校のプールが待ち遠しく、入れば日の暮れるまで体中を蝋のような紫色のシワシワにして遊んでいました。食事に帰った覚えもないので、ただただ朝からずーっとプールにいたのでしょう。プール掃除だって進んで志願し、プールの深いほうには下に大きな排水用の穴があり、そこに足を近づけるとグングン引っ張られる快感がたまらなく、OB指導員の大学生のお兄さんらに怒られながらも、悪ガキどもにとってはスリリングな遊びだったのです。(今は不幸な事件もあり、当然いけない遊びです)

 しかし、プールは夕方までなので、夜になると今度は皆で示し合わせて銭湯に行き、またそこで遊ぶのです。木の桶の口を2つ合わせて胸に抱くと、これが立派な浮き袋になり、恐いおじさんが居ないときは、その格好で皆でプカプカ。また大きな湯船と小さな湯船の境目は、お湯の行き来のために下が抜けているので、その間を潜水で行ったり来たり。もっと悪いいたずらは、番頭さんが風呂場の様子を見る奥の扉から、釜場に入って番頭さんが最後の掃除に使う太いゴムホースを持ってきます。そして、番台の視線のスキを見て大きな湯船のお湯を(気圧の高低原理を利用して)一気にタイルに流すのです。まあ、こういうことがバレないはずはなく、時には大人のタレ込みもあり、「また、お宅のタカオちゃんが・・・」と、よくオフクロがお風呂屋さんから苦情を言われ何度頭を下げたか知れません。

 そんな夏休みの日々には、さらに楽しみがあって、ひとつは学校主催の「臨海学校」や「林間学校」で泊りがけの海や川での遊び。そしてもうひとつの楽しみは、化粧品屋の商売を2日だけ休んで家族4人で出かけた1泊2日の伊豆の温泉です。家業はオフクロ任せのくせにオヤジは全国化粧品業界とやらの役員をやっていて、旅館には組合の他の家族が何組かいて、いま思うと職場旅行だったのでしょう。その旅館で温泉プールに1日入り浸り、終いにはのぼせて気を失いかけたこともあります。

 こうやって、毎日毎日、水と遊び過ごした日々が私の夏休み。8月1日は私の誕生日で、必ずこの日はオフクロが「タカオ、誕生日だからスイカを買っておいで」と、誕生祝がスイカでした。いま思うと、もし誕生日が8月1日でなかったら、私のうちはいつスイカを食べたのでしょうか。

 いまは夏もあっという間で、あの頃よりどう考えても夏が短い。そして夏らしい経験をしないうちに9月になってしまいます。やはり、もう一度、あの頃の、いつまでもいつまでも夏休みのような、そして充実した夏が欲しいものです。

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