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2008年6月 9日 (月)

「新にっぽん人」を、企業戦力に育てるには

01  先日、久米宏さんが司会するTV特別番組で、「いまの20代の若者」をとりあげました。ご覧になった方もいらっしゃると思いますが、ここに内容の一部をご紹介しましょう。
 この番組では、20代の若者を「新にっぽん人」と命名して、他の大人との違いを鮮明に浮き立たせました。たとえば、サラリーマンが集まると「まず、ビールで乾杯!」が常識ですが、「新にっぽん人」は、巨峰だ、カルピスだ、マンゴーだ、といったサワーをてんでバラバラに頼んで、(作る店員さんも大変)ようやく揃ったところで乾杯。おかわりは何とミルクに生クリームを入れたパフェまがいの一品。「なぜ、ビールを飲まないの?」という質問には、「苦いから」・・・・・。もう、「お子チャマ」なのか、大人なのか・・・・
 東京高田馬場の駅前では、早稲田の学生たちの合言葉は「とりあえず、マックで」。コーヒーとチーズバーガーの200円ほどで何時間も過ごすのが日常。いまやお酒を飲まない若者が増え、居酒屋業界の売り上げも昨年比1260億円の大幅な減少。
 いま、海外旅行も行かず働いてコツコツ貯金をする若者が増えているそうです。一方、資産210億円の株式トレーダー青年を、高層マンションに久米さんが訪問。玄関先に出迎えた若者は挨拶もなく背中を向けて吹き抜けの階上に向かい、ただひたすら何台ものパソコンに向き合う。瞬時に1億円単位のお金が行ったり来たり。指の押しまちがえで、億のお金が消えることも日常茶飯事。寸暇を惜しんで画面に向かう生活、そしてお昼はカップヌードル、夜は立ち食いそば。久米さん「お金使わないと楽しくないでしょ」に、若者「別に使いたいことがないです」

 さあ、世の経営者は、このような若者に、どのように向き合えばよいのでしょうか。そんな若者たちを雇用して戦力化しなければならないわけです。いつの時代も「いまの若者は」といわれるのは、世代が違うので当たり前のこと。しかしながら、さすがに「三丁目の夕日」に感動する世代にとっては、この「IT世代の新にっぽん人」を戦力化するのは、そう簡単ではなさそうに見えます。
 でも、時代は必ず次世代に受け継がれるわけですから、彼らの価値観と共有できる部分はまちがいなくあるはずです。マネジメントのポイントは、つねに「共感とメリット」、これが「人を動かす」基本です。「新にっぽん人」にとって共感とは何か、メリットとは何か、
 そこで、偏見も持たず批判もなしで、まず彼らのライフスタイルと価値観をもっともっと知ることから始めませんか。それが、事業を成功させるマーケティングの原理原則であり、同じく彼らの才能を引き出し企業の戦力として育成するポイントとなるはずです。「新にっぽん人」が、きっと次世代を担ってくれる頼もしい人物に育ってくれると、大いに期待しようではありませんか。

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